Kenko DSC Pieni


あのケンコートキナーが制作・販売しているトイカメラです。
本体のカラーバリエーションを一新した(中身は殆ど同じ)2022年発売のPieni Ⅱというのもありますが、自分が持っているのは既に生産が終了している2016年発売の初代の方です。


サイズをMINI-SNAPと比較するとこんな感じ。小さい。

電源とシャッターが兼用で、モードの切り替えのみ別ボタンになっています。
また、ONになっているかどうかはライトの点灯で、モードの判断はライトの色で行います。
背面。電源OFF時
背面。電源ON時。小さい穴から見える程度のライトが付いている

ライトと言いつつこんな感じなので明るい屋外では判断しづらいです。とはいえファインダーまで光るのでこの手のカメラではまだ確認しやすい方。

有効画素数が131万画素となっていますが、正直MINI-SNAP他、30万画素のおもちゃデジカメと同等の画質です。まあ自分はだからこそ買ったんですが。
ちなみにセンサーは1/10型 CMOSだそうです。
レンズはf=3.2mm F2.8ということですが、こちらは昔よくあったおもちゃカメラと同じ規格です。

作例はこちらをどうぞ。

正直今プライズ品でもないしっかりしたメーカー産の低画素のデジカメを真っ当に手に入れようとするとほぼこれしかないくらい稀少なんですよね。あとはBONZART Lit+くらいかな?
ケンコートキナー製ということもあってか、ネットショップ以外に家電量販店で取り扱っていることも強みでしょうか。

最近後継機のPieni Mというのも出たのでケンコーさんには頑張っていただきたく。
後継機の方は背面ディスプレイ付きでフィルターもかけられる高性能っぷりなので自分的にはなんか違うなぁという感じではありますが。

公式HPにもある通り、(30万画素おもちゃデジカメのような)水彩画や油絵のような味わいのある写りが特長です。
そこが好きなら買いですし、まともなデジカメをお求めなら他を買った方が良いです。
あと自分が持っている他のデジカメとの差異を言うなら、MINI-SNAPなどよりも緑かぶりの写真が撮れやすい気がします。
トイデジ全盛期には緑かぶりの写真が人気を博していた記憶がありますが、そういう色合いをお求めであればこのカメラは良いと思います。

あとフォロワーさんがDSC Pieni Cheese(現在生産終了)のレビューで指摘していたのですが、少なくとも2016年販売の初代は撮れた画像がちょっと横から潰されたような縦に伸びた仕上がりになります。なんでも仕様だそうで。
SNS見るとⅡ以降は改善されたのかな?自分は持ってないので断言はできませんが。

個人的には被写体が縦に長くなるのも許容範囲ですし概ね満足しているんですが、強いて難点をあげるなら充電口がminiBなので充電ケーブルが他の電化製品と共有出来ない点ですかね。
とはいえ昔のデジカメはminiBが多かったので、まあ2016年発売のものと考えると合理的ではあったのかなって感じではあるのですが。
Ⅱは流石にmicroBくらいにはなっているのかなと思ってたんですがどうやらminiBのままっぽいです。2022年発売でminiBって…!
なお後継機のMはtype-Cです。他のものとケーブルが共有出来そうで良いですね。

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